スーダンの特別支援学校教員の2年間の苦闘

青年海外協力隊として、スーダンの支援学校で活動しています。定期的に、スーダンの支援学校の様子をお伝えしたいと思います。経験が浅いので色々突っ込みどころ満載な記事になりますが、その際はご指摘ください。

難しい問題

久しぶりの更新です。

サボっていた訳ではありません。

あまり馴染みのないものを始めた故、

ブログという存在を忘れていました。

 

ぼくの活動は先週から6月いっぱいまでの

日本でいう夏休みに入りました。

なので、一段落ついたので、最近を振り返りたいと思います。

 難しい問題

これから学校の先生たちと活動していく上で、彼らが何を考えてるのか知りたかったので、直接聞くにも、ぼくのつたないアラビア語では理解できないので、アンケートを取ることにしました。

その中に「この学校の課題はなんですか」

という項目を設けました。

すると、だいたい2つの答えに分かれ、

1つ目が「学校備品が少ないもしくは古い」

2つ目が「金銭的な問題、交通手段の問題で通えない子どもがいる

でした。

1つ目は日本でもよくあることですが、

2つ目は途上国ならではの課題だなと感じました。

実際に学籍はあるものの半分ほどが登校していないのが現状です。

とはいっても、お金が絡みそうなこの課題は、ぼく一人ではどうしようもないので教育省の人とこれについて話ができればなと思っています。

 

ですが、

今はお金のことについてなかなか話しづらい

のでタイミングを見て話そうと思います。

 

実は、もともとスーダンはアフリカで1番広い国土を

持っていて石油も産出する国だったのですが、

 

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https://jp.123rf.com/photo_30566366_スーダンと南スーダンの政治地図首都ハルツームそしてジュバ

 

2011年に南スーダンが独立してからは、その石油が出るほとんどが南部にあったので、外貨を稼ぐものがほとんどなくなり経済状況は悪くなっていきました。

 

そして、ここ最近、小麦粉、ガソリン等の値上がりの関係で経済状況がさらに悪化し、 ガソリンは供給量が追いつかず大行列。中には、半日並ぶこともあるみたいです。また、銀行から引き出すお金がなくなり、毎日銀行は大行列。給料が支払われず、

「1ヶ月給料もらってないねん」

という先生もいました。

それでも、毎日学校に来て、よく紅茶を飲んでお話はしますが

子どもたちを相手に授業をする先生たちには頭が下がります。

ですが、そんな状態に耐えかねて、

昨年末から各地で抗議活動が起こっています。

なんか、堅い話になりましたが、あまりこのことを日本では話題にならないと思うので書かせてもらいました。早くこの状態が良くなることを願うばかりです。 

 

最後に

この間洗濯の授業をしました。どうなるかなと思って臨んだ授業でしたが子どもたちはおうちでも手伝いをしているのか意外と手際良くてびっくりしました。

先生たちのウケもよく、

ほかのクラスでも洗濯の授業をしてくれていました。

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